メニュー

統合失調症

武蔵野病院では、統合失調症でお悩みの患者さんに対して、薬物療法を中心に、カウンセリング・心理療法を組み合わせた、きめ細やかな診療を提供しております。統合失調症は、幻覚や妄想といった症状が現れ、思考や感情、行動にまとまりがなくなる精神疾患です。決して珍しい病気ではなく、およそ100人に1人が生涯のうちに発症すると言われています。当院では、患者さん一人ひとりの状態に合わせた最適な治療法をご提案し、社会復帰をサポートいたします。気になる症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。私たちと一緒に、症状の改善とより良い生活を目指しましょう。

統合失調症の症状について

統合失調症の症状は、大きく分けて「陽性症状」「陰性症状」「認知機能障害」の3つがあります。これらの症状は、患者さんによって現れ方が異なり、また、病気の経過によって変化することもあります。それぞれの症状について詳しくご説明します。

陽性症状

陽性症状は、本来はないはずのものが現れる症状です。代表的なものとして、以下のものがあります。

  • 幻覚・・実際にはないものを感じてしまう症状です。最も多いのは幻聴で、人の声が聞こえたり、悪口を言われたりすることがあります。
  • 妄想・・現実にはありえないことを信じ込んでしまう症状です。例えば、「誰かに監視されている」「自分の考えが盗まれている」といった妄想があります。
  • 思考の障害・・考えがまとまらなかったり、話が飛躍したりする症状です。
  • 興奮・・感情が過剰になり、落ち着かなくなる症状です。

陰性症状

陰性症状は、本来あるはずのものが失われる症状です。代表的なものとして、以下のものがあります。

  • 感情の平板化・・喜怒哀楽の感情が乏しくなる症状です。
  • 意欲の減退・・何をするにも億劫になり、意欲がわかない症状です。
  • 自閉・・人との交流を避けるようになる症状です。
  • 無為・・何もしないで一日を過ごしてしまう症状です。

認知機能障害

認知機能障害は、記憶力、注意、集中力、判断力といった認知機能が低下する症状です。日常生活や社会生活に支障をきたすことがあります。

統合失調症の原因について

統合失調症の原因は、まだ完全には解明されていませんが、脳の機能の異常が関係していると考えられています。具体的には、脳内の神経伝達物質であるドーパミンやグルタミン酸のバランスが崩れることが原因の一つとして挙げられています。また、遺伝的な要因も関係していると考えられています。家族に統合失調症の人がいる場合、発症リスクが高くなることが知られています。しかし、遺伝的な要因だけで発症するわけではなく、環境的な要因も重要です。環境的な要因としては、ストレス、幼少期のトラウマ、薬物乱用などが挙げられます。これらの要因が重なることで、脳の機能に異常が生じ、統合失調症を発症するのではないかと考えられています。

統合失調症の種類について

統合失調症は、症状の現れ方や経過によって、いくつかの種類に分類されます。これらの分類は、治療方針を決定する上で重要な情報となります。

  • 妄想型・・幻覚や妄想が主な症状です。
  • 解体型・・思考や感情、行動にまとまりがなくなることが主な症状です。
  • 緊張型・・昏迷や興奮など、運動に関する症状が主な症状です。
  • 残遺型・・陽性症状は落ち着いているものの、陰性症状が残っている状態です。
  • 鑑別不能型・・どの型にも当てはまらない場合です。

統合失調症の治療法について

統合失調症の治療は、薬物療法、心理療法、リハビリテーションを組み合わせることが一般的です。それぞれの治療法について詳しくご説明します。

薬物療法

薬物療法は、統合失調症の治療の中心となるものです。抗精神病薬を使用することで、幻覚や妄想といった陽性症状を抑えることができます。また、一部の抗精神病薬には、陰性症状を改善する効果も期待できます。抗精神病薬には、様々な種類があり、患者さんの症状や体質に合わせて選択されます。薬の効果や副作用について、医師と十分に相談し、納得した上で服用することが大切です。

当院では、患者さんの症状や状態に合わせて、最適な抗精神病薬を選択し、副作用にも配慮しながら、きめ細やかな薬物療法を提供しています。お薬の効果や副作用について、気になることがあれば、遠慮なくご相談ください。

心理療法

心理療法は、患者さんの精神的な安定を促し、社会生活への適応を支援するものです。認知行動療法、家族療法、集団療法など、様々な種類の心理療法があります。

  • 認知行動療法・・患者さんの考え方や行動のパターンを見直し、より建設的なものに変えていくことを目指します。
  • 家族療法・・家族間のコミュニケーションを改善し、患者さんを支える力を高めることを目指します。
  • 集団療法・・同じ病気を持つ人たちが集まり、互いに支え合い、学び合う場を提供します。

武蔵野病院では、専門のカウンセラーによるカウンセリングや心理療法を提供しています。患者さんの抱える悩みや問題に寄り添い、解決に向けたサポートをいたします。認知行動療法や家族療法など、患者さんの状態に合わせた心理療法をご提案いたします。

リハビリテーション

リハビリテーションは、患者さんの社会復帰を支援するものです。作業療法、生活技能訓練、就労支援など、様々な種類のリハビリテーションがあります。

  • 作業療法・・日常生活に必要な技能を身につけることを目指します。
  • 生活技能訓練・・コミュニケーション能力や対人関係スキルを向上させることを目指します。
  • 就労支援・・就職活動のサポートや職場定着の支援を行います。

統合失調症についてのよくある質問

Q1. 統合失調症は遺伝しますか?

A1. 遺伝的な要因が関係していると考えられていますが、遺伝するとは限りません。家族に統合失調症の人がいる場合、発症リスクは高くなりますが、必ず発症するわけではありません。環境的な要因も重要です。

Q2. 統合失調症は治りますか?

A2. 完全に治るということは難しいかもしれませんが、適切な治療を受けることで症状をコントロールし、社会生活を送ることが十分に可能です。早期発見・早期治療が大切です。

Q3. 薬を飲み続ける必要がありますか?

A3. 症状が安定した後も、再発予防のために薬を飲み続けることが推奨されます。薬の種類や量については、医師と相談しながら慎重に決定していきます。

Q4. 家族として、どのようにサポートすれば良いですか?

A4. 患者さんの話をよく聞き、理解しようと努めることが大切です。また、治療を継続できるよう、励ましたり、サポートしたりすることも重要です。必要に応じて、家族会に参加したり、専門家の助けを借りることも有効です。

院長より

武蔵野病院では、患者さん一人ひとりの個性と尊厳を尊重し、その人らしい生き方をサポートすることを第一に考えています。統合失調症は、決して他人事ではありません。誰もが発症する可能性のある病気です。大切なのは、早期に適切な治療を受け、症状をコントロールすることです。

当院には、経験豊富な精神科医、看護師、心理士が在籍しており、チーム医療で患者さんをサポートいたします。薬物療法を中心に、カウンセリング・心理療法を組み合わせることで、患者さんの症状改善と社会復帰を支援いたします。また、当院では、患者さんの社会復帰を支援するための様々なプログラムをご用意しております。就労支援や生活技能訓練など、患者さんのニーズに合わせたプログラムを提供いたします。

もし、ご自身やご家族に気になる症状がある場合は、どうぞお気軽にご相談ください。私たちは、皆さんが安心して治療を受けられるよう、温かく、丁寧な対応を心がけています。どんな些細なことでも構いませんので、お気軽にお問い合わせください。共に、より良い未来を目指しましょう。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME